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2013/11/05

День народного единства


11月4日は『民族統一の日』でした。
 
ロシア語ではДень народного единства

1612年、 ロシア・ポーランド戦争で、
クジマ・ミーニンとドミトリー・ポジャールスキー率いるロシアの義勇軍が、
モスクワをポーランドから解放した記念日として、祝日に制定されたそうです。


 17世紀初め、ツァーリの中央政府が崩壊し、ロシアはいくつかの地方政権に分解し、激しい内戦が繰り広げられました。
外国軍も介入し、モスクワの中心・クレムリンはポーランド軍の占領されました。

なんでも、1600年から1615年までに、ロシア国民の3分の1が亡くなったそうです。
 
1612年、ヴォルガ沿岸の街、ニジニ・ノヴゴロドで、
商人クジマ・ミニンが資金を集め軍隊を組織しました。
ドミトリー・ポジャルスキー公を司令官に据えた義勇軍は1万人以上にもなります。

こうして1612年秋にはポーランド軍を降し、1613年にロマノフ王朝樹立となりました。



去年、私がロシアに来た一番最初の祝日もこの『民族統一の日』でした。

去年は来たばっかりで、何をするでもなく家にこもっていたのですが、
今年はすっかり祝日である事を忘れておりました。

道すがら、歩いている人が少ないとは思ったのですが、
アカデミーの入り口で、受付のおばさんに「油絵科は今日はないわよ」と苦笑いで言われて、初めて気づきました。

しかし、何より驚きなのは、どうやら祝日にも関わらず、
活動している科があるということです。

なんでも、建築科はあるみたいだし、
アカデミー外にアトリエを持つクラスは、授業があったみたいです。

本当、法律をも越えるアカデミーって…笑


さて明日からまた頑張らねば。


2013/05/09

С День Победы!


本日は『День Победы(ジェーニ パべドゥィ)』。
勝戦記念日です。

 (↑他サイトより拝借)

近くの図書館にも横幕が。





1945年のこの日、WW2で連合軍がドイツに勝ちました。
所謂、VEデー(Victory in Europe Day) と言われるものです。

西側では5月8日ですが、旧ソ連地域や中国など東側では5月9日だったので本日が記念日とされています。
ちなみに日本はこのときドイツ側だったので、今日が数少ない祝日とはいえ、少し複雑な気分。


小学生の頃などは、WW2というとものすごく過去のことの様に感じていました。
けれど、この年になると色々と思うところがあります。
今もかつての戦争経験者が生きていらっしゃることや、世界ではまだ戦争が行われていることなど。
昔のことではあるけど、まだまだ過去のことではないのだな、と。

利益を求め、人を傷つけるだけの戦争がいつかなくなるように、我々若い世代も頑張らねばと思います。


 「何人も今後決して戦争を起こさないよう、ロシアはあらゆる事をするだろう」
との、プーチン様からの有難いお言葉です。笑
カッチョいい!けど、おそロシア。笑
The Voice of Russiaより転載)


しかし、血の気の多いロシア人。
勝戦記念日に外国人を見かけるとケンカ吹っ掛けてくる人もいます。(真昼間から酔ってるから。)
滅多にはないですが、都市では夜などに殺傷事件も起きたりします。

なので、今日はあまり出歩かない方が賢明。


ということで近所の散歩のみ。
たんぽぽが咲いていた!!



まさか、たんぽぽが咲くだけでこんなに嬉しい気持ちになる日がくるとは夢にも思わなんだ。

家の目の前の木にも緑が。




この時期のロシアは本当に気持ちがいい!

散歩のあとはカフェで少し勉強してから帰宅。
カフェラテ。

このあとはずっと家にいる予定です。
勉強しますo(^▽^)o!!


2013/05/07

Пасха


2日前になりますが、2013年5月5日はロシア正教のイースター祭でした。
ロシア語ではПасха(パスハ)と言います。



そんなわけで、ホストマザーからイースターの贈り物もいただきました。
卵型の置物を贈り合うのが復活祭の習わし。
とっても可愛い!


イースターの置物と言えば、ファベルジェの卵が有名です。
インペリアル・イースター・エッグと呼ばれるもので、ロシアの宝石商ファベルジェが造った、金や宝石をあしらった特別なイースター・エッグ。
中には10億の価値がつくものも!


復活祭では、「Христос воскрес! Воистину воскрес!(キリスト復活!実に復活!)」と挨拶をします。
ロシア語で「キリスト」を表す「Христос(ハリストス)」と「復活、上昇」を意味する「воскрес(ヴォスクリェス)」の頭文字をとってXBと略され、イースターエッグなどに書かれます。



布にもXBの文字。


もちろん、復活祭と言えばゆで卵。

可愛い柄に包まれています。
この赤い卵は玉ねぎの皮と一緒に茹でて色付けしてるそうな。


そして、ロシアのイースターで忘れちゃいけない食べ物が他にも。

一つは、クリーチというレーズンなどが入った甘いパン。
もう一つは、パスハという復活祭と同じ名前を持つカッテージチーズのお菓子。
もちろんデザートとして食べられます。

今回はクリーチのみ。

裏面を見るとКулич к Пасхеの文字。
イースターのためのケーキです。

 

味は、「まあロシア。」でしたが、「ゆで卵もクリーチも絶対食べないといけないのよ。もっといっぱい食べなさい!元気がでるから!」というホストマザーの剣幕に気圧され沢山いただきました。

ごちそうさまです。

当分ゆで卵は食べなくていいかな。笑


2013/05/02

Праздник Весны и Труда


Поздравляем с праздником весны и труда!


5月1日はロシアでは、「Праздник Весны и Труда」といって、春と勤労の日です。

いわゆる、メーデーというものですね。


(↑画像はRUDNというサイトからお借りしました。)


1886年5月、アメリカの労働者が8時間労働を求めてストライキを行ったことが始まりです。

1889年7月には、シカゴの労働者が毎年5月にデモを行うことを決定し、それに続きオーストリアやドイツ、スペインなどの国が参加し、今日のメーデーになりました。

この祝日はヨーロッパを中心に祝われています。

趣旨は似てるものの、アメリカの感謝祭や日本の勤労感謝の日とは違うようです。

 

ペテルブルクでは、集会のあとにパレードが行われると聞いたので、時間や場所もわからないけどネフスキープロスペクト(ペテルの中心部)に行ってきました。

しかし、人が多いのとパレードやってなかったのであえなく断念。
ということで、少し散策しました。


ネフスキーは、観光名所ばかりです。

ツアーの注文場所。
ここで、チケットを買い、バスなどで見て回れます。

ツアーの一部。遊覧船。
今日は気持ちのいい天気で人気でした。


奥に見える玉ねぎ頭の建物は血の上の教会。
人が本当に多かった。

風船や国旗を売ってる出店などもあり、とても賑やか。

エルミタージュ美術館前の広場では、スケボーとかサイクリングしている人達を見かけました。


広場からネフスキープロスペクトに出る道のお土産屋さん。

衣装着てる人。
写真も一緒に撮れる。


ロシアは年に14日間、祝日があります。
そのうちの5日間が5月にあります。

9日には勝戦記念日もありますし、5月はロシアにとって新年の次くらいに大事な月なのではないでしょうか。


街中がお祝いムードで、みんなどことなくウキウキとしています。
この時期を利用して旅行に出かける人も多いそうです。



~番外編~

ロシアで見たこともない人の量に驚いた。
と同時に、人混みが苦手な私にネフスキーはハードルが高すぎた。笑
スられないように気をつけつつ、写真を撮りつつ、足早に我が町、パルクパビエディへと帰った。
駅についた瞬間の人の少なさに落ち着いたのは想像に難くないだろう。

たまにの都会はいいが、やはり暮らすなら田舎がよい。
 

2013/04/19

4月テーゼ


先日の4月17日に、エルミタージュ美術館前を偶然通りかかると、広場で軍のセレモニーが行われていました。



時は、第一次世界大戦最中の1917年。 
この年の4月17日に、スイスへ亡命していたボリシェヴィキの指導者・ウラジミール・レーニンが『4月テーゼ』を発表しました。

『4月テーゼ』とは戦争を続ける臨時政府の全権をソビエトが握るべきと主張したもので、のちの十月革命へと向かう新たな革命の戦略となりました。

そして同年10月。
臨時政府は倒れ、ロシアは世界初の社会主義国家となります。
ソビエト政権の樹立です。


とまあ、そんな『4月テーゼ』に関する式典でございます。
詳しくは、NHK高校講座にわかりやすい説明が書いてあったので興味がある方はぜひご覧下さい。




こういう光景を見ると、ロシアは軍事国家なんだなと再認識させられます。
軍人の多いこと多いこと。
願わくは、人を傷つけるものではなく、守れるものだとよいのだけど・・・。


日本で自衛隊のセレモニーなどは見たことがないので、非常に新鮮でした。
軍の進行は迫力満点。
ロシア人なのに、みんな足ちゃんと揃ってる!!と驚いたのは内緒。


ソ連崩壊から20年。
ソ連時代を懐かしく思ったのか、泣いているおばあさん達がいたのが印象的でした。

時代とともに国が変わって行くのは仕方のないことだけれど、なんだか少し寂しい気もします。

いつか、今の日本を懐かしく思う日が来るのでしょうか。
今後日本がどのように変化して行くのかは分からないけれど、後悔の無く生きたいものですね。
 
 







特にミリタリーファンではないのですが、制服好きな私はすごく楽しめました。

人間ウォッチングしてみたり。

イケメンウォッチングしてみたり。


セレモニーの途中から雨が降ってきてすごく寒かったですが、満足満足。



セレモニーでの音楽が恐ろしくロシアだったので、動画いくつかアップロードしておきました。










~番外編~

セレモニーを撮影しているカメラマンがすごく可愛い動きだったので、私もつられて撮影。
この可愛さ、伝わるかしら。





2013/03/08

Международный женский день


今日は『国際婦人デー』!

またの名を女性の日。

男性が女性にお花などをプレゼントし、日頃の感謝などを伝える日です。
ロシアのみならずヨーロッパ各地やアメリカなどでも行われているようです。


ロシアにおける、国際婦人デー。
元は、女性労働者デモから拡大した1917年の二月革命の記念日でした。

しかし後に正式な祝日とされ、政治的意味を持たない日になったそうな。
祝日の少ないロシアにとって、一大イベントの一つ。


そんなこんなで手に花を持ち、駅の前で待っている男性陣をよく見かけます。

極寒の地、ロシアでは生花はなかなか高価。
花の多くが輸入に頼っているそうです。
種類にもよるけれど、 1本が約100ルーブル(日本円で300円ちょい)。

なんと!!
国際婦人デー全体での売り上げ200億ルーブルのうち、約半数が生花の購入に使われるそう。

たしかに、女性の身からすると、お花をもらえるのはすごく嬉しい。

カフェなども昨日あたりからケーキ予約の注文で賑わっていました。
中には(おそらく)予約のみしか受け付けないピロシキ屋さんも。
 (食べようと思ってたのに食べれなかった;;ピロシキ~)



日頃頼り無さ気なロシア人男性も今日はどこか頼りになりそうな・・・わけはないか。

(オシャレかどうかは置いといて)ロシア人女性の美意識の高さは本当に驚きます。
幼女であれ、おばあちゃんであれ、常に美しくいたいという思いは素晴らしい。

綺麗な花に綺麗な女性。
なるほど、なかなか素敵な祝日ではないか。
さすが隠れ愛の国。



ま、留学生の身である私は、おうちで大人しく勉強しておりますよ。ふんっ


そういうことで、女性の皆さんよい一日をお過ごし下さい~。

2013/02/23

男性の日



2月23日はロシアでは『День защитника Родины(祖国防衛の日)』です。
 別名 男性の日。

 国を守っていくれている男性への感謝の日だそうで、女性から男性へプレゼントを渡します。
(ちなみに女性の日もあります。3月8日です。)

ソ連時代は『赤軍の日』という名前でした。
『赤軍』とは、第一次世界大戦中、対ドイツ軍のために作られた労働者と農民による軍で、
つまり元は軍の誕生を祝う休日だったそうです。
 けれど、ソ連解体後この休日は廃れていってしまいました。


しかし!!!

プーチン大統領が2002年に正式に祝日に制定しました。
こうして見事『祖国防衛の日』として復活を遂げたそうな。



そして、おもしロシアな決まりで休日の前日は仕事や授業が短縮になるらしく、
昨日は午後のロシア語の授業がなしにりました。

なのでクラスメートたちと寮のキッチンでプチパーティー。
唐揚げや寿司などちょっとした日本食を作りお酒片手に談笑。















パーティー後の帰宅途中。
メトロへの夜道を一人歩いていると、
肩を組みながら、歩きタバコならぬ歩きお酒をしている男性数組に出会いました。
みんな機嫌良さそうに大きな声で笑いながら話しています。
「休日(の前日)を楽しんでいるんだろうな~」と微笑ましく思ったものの、
よくよく考えると、あれ?歩きお酒っていつもしてるよね?

単なる平日の午後6時あたりには既に、ビン片手に出来上がってる人をよく目撃します。


飲酒する人々は平日祝日関係なくロシア人なのでした。

今日もぺテルは平和です。