2013/08/31

沖縄全島エイサーまつり


このところ、季節的なこともありますがエイサーの記事が多いです。笑

8月31日に全島エイサーまつりに行ってきました。





8月31日と9月1日はコザの陸上競技場で演舞をするようですが、
私が行った8月30日のは、コザミュージックタウンで演舞と、
その周辺を各青年会が道じゅねーしてくれました。


道じゅねーというのは、道を踊りながら練り歩くことで、
至近距離で演舞を見れるというのが特徴です。

太鼓の音が体中に響くくらい側で踊ってくれるので、興奮します!笑




沖縄全島エイサーまつりというので、色んな地域からの参加団体もいましたが、
やはり沖縄市の青年会が多いです。

沖縄市はエイサーの町というだけあって、本当にクオリティが高かったです。







夕方6時から夜9時まで。
屋台も少しあり、観客の方々もアルコールが入り、
盛り上がる盛り上がる。

とっても楽しかったです。
来年もまた来たい〜〜><♡

〜番外編〜

ついこの間、父の誕生日でした。
妹弟たちと一緒にケーキ作り。

今回はチョコレートケーキ。
 



二人とも本当にお手伝いが上手。
特に妹なんて、手伝いを任せてもいいくらい料理上手さん。

二人の成長を、まるで母の様な気分で見ています。

2013/08/26

読谷エイサーまつり


今日は、読谷村エイサーまつりでした。
読谷村内の各字青年会の方たちが参加しています。
午後3時から始まり、終わったのは8時過ぎという長丁場。
お疲れさまでした!


真剣にエイサーを見る弟

熱中症対策スタイルの我が家の母。怖い

エイサーの格好をした子供たちもちらほら見かけました。

全部を見た訳ではないのですが、
個人的には伊良皆、高志保、沖縄市からゲストの東青年団の踊りが好きでした!



 

そもそもエイサーというのは、お盆の時期に戻ってくる祖先の霊を送迎するためのもので 、各青年会の人たちが町中をお囃子に会わせて踊り回ります。

今でこそ我々のような本島からの移住者も多いですが、
かつて琉球王国として独自の文化を築き暮らしていた『うちなんちゅ』にとって、
本島の人間が思うそれよりも、お盆というのは非常に大切なもののようです。

大家さんの奥様も、毎年、お盆と年末は眠れないほど忙しいようです。
長男の嫁は大変そうだ〜


お祭りの途中でハートの雲発見。

時たま、雨がぽつぽつと降ったりしましたが、なんとか持ちこたえてくれました。
去年は残念なことに台風でつぶれてしまったそうです。

来年も見れるといいなあ。


もうお盆は終わってしまいましたが、エイサー祭りはもう少しあるようです。
全島エイサーまつり 8/30~9/1
青年ふるさとエイサー祭り 9/7,8


〜番外編〜

今日の風景。








なんでかわからないけど、風景の写真って好き。

2013/08/23

ファウスト[2011]


万物は定めに従い生まれ そして去る
それなのに人間だけが運命に翻弄される

 

監督:アレクサンドル・ソクーロフ
出演: ヨハネス・ツァイラー、アントン・アダシンスキー、イゾルダ・ディシャウク etc.

魂の在処を探し研究に明け暮れるファウスト博士は、金もなく生きる意味も失っていた。
彼は研究を続けるために、悪魔と噂される高利貸しミュラーのもとを訪れる。
金は貸せないが生きる意味を教えようと囁くミュラーに連れられた場で、ファウストは純真無垢なマルゲレーテに出会い一目で恋に落ちる。
しかしミュラーに計られたファウストは彼女の兄を誤って殺してしまう。
どうしてもマルガレーテの心を手に入れたいファウストは、ミュラーと魂を渡す悪魔の契約をするが…





も、物語については何も語るまい!!
というか、正直チンプンカンプンでした。はい。

ファウストについてはほどんど知らなかったので、
映画を見る前にwikiとかであらすじを調べたのだけれど、それでも解らぬこの難解さ。

さすがソクーロフ監督。

見終わったあとに思わず「む、むずかしい」と口に出してしまったほど。

しかし、どのシーンも構成が完璧に考えられていて、息をのむほど美しい。
不思議な不安定さと浮遊感があり、耽美な世界に140分まるまる夢見心地。

構成への強烈なこだわりが見えて、すごく勉強になる。
映画のテーマである生と死を、光と影のコントラストで見事表現してある。
この構図感は、さすがロシアの監督。これぞロシア芸術。
 

 「ファウスト」の画像1

 「ファウスト」の画像4
http://img406.imageshack.us/img406/981/photojirihanzl01antonad.jpg
















湖に落ちて沈んでゆくシーンがすごく好き。

 http://25.media.tumblr.com/e6c12ff3edd8e6486303ab36495794e1/tumblr_mg8a63i6OP1r0btqdo1_500.jpg


人間の持つ、残虐さ、狡猾さ、欲望、快楽、誘惑、美、魂。
上げれば切りがないのだけど、不確かで目には見えない、
けれど確実に存在するそれらに焦点を当て、見事芸術に押し上げていたと思う。


ファウストは物語冒頭、死体解剖して『魂』の在処を探していた。
人間が人間であるために『魂』が必要だと思ったのだ。
けれど、いくら探せど死んだ体に『魂』はない。

それならば、『魂』とはなんなのだろう。

『魂』は古代ギリシャ語ではプシュケーというらしい。
プシュケーというのは、本来は『息』を意味するが、
それが転じて、命・心・魂 という意味になったらしい。

プシュケーといえば、まず思い浮かぶのはギリシャ神話の女王プシュケー。
エロス(またはクピド)とプシュケーの物語は名前の通り愛と魂の話だ。
彼女は一度死に、しかし愛によって再び目覚める。
 
つまり、愛が『魂』を復活させた。

愛すること。それはごく自然の行いだ。

男と女が愛し合い、子を設け、脈絡と血は続いていく。
そんな自然の摂理を、ごく当たり前に生命たちはこなしてゆく。

それを『生』と呼ぶなら。
『死』はどこにあるのだろう。

愛を求めた彼は、『魂』を復活させうる『愛』によって命を落とす。
皮肉にも、彼の望みは『死』によって叶えられ完結した。
悪魔との契約により自然の営みから外れたファウストはどこへ向かうのだろう。

一人、途方もない旅を続けるのだろうか。

マルガレーテの母に「ファウストはどんな人なの」と聞かれたミュラーが言った台詞。
「人生の山と谷をさまよう 永遠の放浪者ですよ」

なるほど。これは最後の暗示だったのか、と一人納得。


もう1度見ないと理解できません。
もう1度見ても理解できないかも。

それでも不思議と心が囚われた映画。
魂は渡さんぞ!

ちなみに、マルガレーテのこと映画見てる最中もずっとマルゲリータだと思ってた。







2013/08/20

イチハナリ


今日は沖縄の勝連半島近くにある離島・伊計島に行ってきました。


那覇から伊計島までは車で1時間ほど。

伊計島では、村おこしのためイチハナリアートプロジェクトというものをやっています。

現在は廃校になってしまった旧伊計島小・中学校跡地とその周辺が展示場です。
8/3~9/1まで開催しているそうです。

イチハナリアートプロジェクトのメインキャラクター、東江ツルばあ。


学校の上にも鎮座しておられます。


いろいろなおもしろい展示品がありました。


照屋勇賢さんの作品。


ほかにもいろいろ。
ひときわ輝きを放つツルばあ。
 魚人。
 不思議なシーサー
 干支の日時計。



伊計島は、うまく伝えられないのですが、なんとも不思議な島でした。
人が少ない故の静けさと、それでも絶えない生命力というのか。


島は歩いて回れてしまうほど小さいです。
島人は360人ほどだそうな。


沖縄本島でさえ味わえない、静寂と穏やかさ。
そして海の綺麗さがあります。

ぜひ、のんびりと観光することをお勧めします^^!