2013/12/13

ロマンを求める、冬


久々の更新になってしまいました。

そろそろクリスマスですね。

 そんなわけで、ロシアでも至る所に巨大クリスマスツリーが飾ってあります。

クリスマス、ぼ、ぼっちなんかじゃないもん!
用事ならあるもん!テストだもん!
…しょぼーん。

が、しかし!!悲しむ事なかれ、ぼっちの皆さん!
ロシアのクリスマスは、12月24日ではないのです!
国が違えば、文化も違うということで。
ロシア正教では、1月7日がクリスマスと定められています。
国によってのクリスマスの差なども面白いので、いずれ紹介します。


ということで、今日は冬景色の写真。
出不精なもので、ほとんどアカデミー付近ですが。


吹雪。


アカデミーの食堂から。

雪化粧。

 

雪結晶のイルミネーション。

車輪の跡とか、なんか好き。

余談ですが、雪降ってるときに写真撮ってると、
生暖かい目でクスッと笑われます。
完璧御上りさんです。


2013/12/04

氷の道


すっかり寒くなり、雪が降ったり止んだり。


気温も氷点下になることが多く、これからどんどん下がることはあっても
上がることないんだろうな〜と思うと、 今から凍えそうです。

もう、手袋しないと手がかじかむし帽子をかぶらないと耳が痛くなります。

じゃ〜ん!小さな氷柱も!

サンクトペテルブルクは、 ロシアの地域の中では降水量が多い街だそうで。
この時期になると、雨の日がよくあります。

雨が降っている日の方が曇りの日より暖かく感じる不思議。
なぜなんだろう〜。


寒くなると、だんだんと地面が凍っていきます。
  ロシアの冬の風物詩です。



この道、本当に滑りやすいんです。
スッテンコロリン!という効果音がよく似合う、素晴らしい滑りを披露できます。
痛いです。
健康が唯一の取り柄の私が、去年滑りまくって軽い腰痛持ちになってしまいました。
おそロシア。
ロシアを旅行される際にはぜひ気をつけて下さい。

今はまだ氷も少ないですが、これからあっという間に一面が氷の道になります。
雪かきをしてくれる人はいるけど、氷を溶かしてくれる人はいない…

氷が増えると、ロシアでは塩をまいて滑りにくくします。
塩は氷を溶かしにくくするので、冬盛りなんかは、道が大変なことに。
通常なら徒歩5分のところも15分くらいかかります。
そして、なぜか呼吸が荒くなります。(体力使う。私だけ?)

ここで、ロシアの7不思議。
あんなに滑りやすい道を、ロシア女性は平気でヒールで闊歩。
なぜ?
その歩行スキル、ぜひ伝授していただきたい! 


〜番外編〜

噴水が寒さで凍ってる!!!!!!!

と、思いきや、ただのイルミネーションだった。
ビックリした。

2013/12/01

地上5センチの恋心[2006]


幸せになるには自分を受け入れることだ



















監督:エリック=エマニュエル・シュミット
出演:カトリーヌ・フロ、アルベール・デュポンテル etc...

主婦オデットはありふれた日常に喜びや幸せを見出すことのできる。
そんな彼女の楽しみは、作家バルタザールのロマンス小説を読むこと。
一方バルタザールは、評論家に作品を酷評され,妻を寝取られ失意の淵に居た。
そんな彼の元にある日オデットからのファンレターが届くが…。





主人公オデットは、夫には10年前に先立たれ、ゲイの息子と、ニートの娘、
そして娘の不潔な彼氏を養うために休むことなくデパートで働く。
状況だけみれば決して幸せではなさそうなのに、幸福感に満ち溢れている。

反対に地位も名声もお金もあるが、満たされない作家バルタザール。
繊細でネガティブで、 傷つくことを恐れた彼は日常に歓びを見いだせない。
悩んだあげくに死を選ぼうともする。
彼も言っていたけど、確かに繊細だからこそ物書きが出来るっていう部分は納得。

けれど、そんな彼がオデットの優しさに触れてだんだんと変わっていく様は
見ていて心地よく、そして勇気づけられる。


人の幸福はお金でも物でもなく、心で決まるものなんだと、
確信を持って思わせてくれる映画。

平凡な日常を楽しい日常に変えてしまえたら、なんて素晴らしいんだろう。
こんな風に年を取りたいな〜

主人公が素敵過ぎて、素敵過ぎて。
歌って踊って、おちゃめで優しくて。
懐が深い。けど、夢見がちなだけではなくて。
酸いも甘いも経験した女性の魅力満載!



主人公から、ほわほわとした部分を取って、恐ろしさをプラスしたら、
私の母にちょっと似てるな、と思いました。笑

何も考えなくていいラブコメ観たい!って思って観たんだけど、思わぬ副産物。
人生を楽しく生きる方法までちゃっかり教えてもらった感じ。


演出に?なところは多少あったものの、
フランス映画特有のオシャレ且つブラックユーモア満載で満足。

幸せな気分になりました〜!