町は寝静まっている。
窓から外を眺めると、行き交う人も疎らで、
車のエンジンの唸る音が微かに聞こえるのみ。
静けさの漂う夜の寝室で、ベットに寝転がり目を閉じ、その音を聞く。
ブルルゥゥゥゥン。 キィーッ。プップー。
眠りの訪れを待つが、なかなか寝付けない。
「ああ、寝れない。明日も早いのに…」
小さく漏れた溜め息を聞く人もなく、私は諦めて枕元のランプを灯す。
その淡い光の下で、私はひたすらに閃きを待つ。
紙とペン、そして一つの辞書を携え、深い思考の淵に沈む。
!!!
きた!!
「首ほっしぇーや!(шея:シェーヤ:首)」
閃きの拾い零しがないように、急いで筆を走らせる。
ふふふ。
何を隠そう。
私はロシア語の語呂合わせを作っているのだ!
遡ること、中学時代。
日本史の年号を覚えるために語呂合わせを作ったのが始まりだった。
記念すべき、最初の語呂合わせ。
「なにさ(723年)三世一身の法。梨見(743年)せて、墾田永年私財法。」
それからというもの、私は語呂合わせの虜になった。
高校時代の毎日の様にあった英語の小テスト。
日本史や古文…ありとあらゆるものに自分の語呂合わせを作った。
ということで、これからはたまに、(主に自分の為に)
ロシア語語呂合わせを載せていこうと思います。
ロシアに興味有る人も興味ない人も、一緒に楽しく覚えちゃお☆てへてへぺろぺろ
一人きりの寝室で、今静かに幕が上がった。
ロシア語伝説は始まったばかり。
だから、私はこう言いたい。
まだまだ奇跡の途中だ!(чудо:チューダ:奇跡)
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