アカデミーでは、空いた時間(休憩時間とか、自主練とか)に静物画を描きます。
こんな感じで、配置とかコントラスト決めてセッティング。
アカデミーの方針はとにかくコントラスト。
同じ白でも、暖色なのか寒色なのか。
暗いのか明るいのか。
とにかく、そんなことを考えて色をつくります。
ロシア語で静物のことをнатюрморт(ネチュルモルト)と言います。
英語はstill life 。
かねてから、still lifeの語源について疑問を抱いていたので、調べてみました。
現代美術用語辞典より。
語源的にはゲルマン語系(ドイツ語、英語など)と、ラテン語系(イタリア語、ロシア語など)があるそうです。
ゲルマン語系では、stilleven(動かざる生命)と呼ばれ、物事の静止性に重点を置いているのに対して、ラテン語系では、18世紀イタリアの造語で、natura morta(直訳すれば「死せる自然」)と呼ばれ、肖像画、歴史画などnatura vivente(生きている自然)に対して、蔑称とされていたようです。
おもしろいな〜。
「死せる自然」か。
さすが、イタリアというかなんというか。オペラの国だけある。笑
発想が詩的。
それにしても、外国語って不思議。
イタリア語のnatura mortaって、
naturaだけだったら『自然』、mortaだけだったら『死』を意味するわけですよね。
違う意味の二つが合わさったら『静物』って意味になるんだもんな〜。笑
あ〜、語学って大変だ。(´◎ω◎)
0 件のコメント:
コメントを投稿