読谷村には陶芸窯元が集まってできた、やちむんの里というものがあります。
やちむん、というのは沖縄の方言で焼き物のことを表します。
各窯元の工房が集合した里であり、各陶工たちの住居も隣接されています。
有名な窯元である、山田真萬先生の工房。
残念ながら、ギャラリー内は撮影禁止でした。
里の歴史は、1682年頃、琉球王朝の尚貞王が各地に点在していた窯元を那覇の壺屋という地域に集めたことに始まります。
日本や中国の技術を取り入れつつ、琉球独自の焼き物が発展していきました。
今現在でも壺屋には多くの釜がありやちむん通りと呼ばれていますが、
近年になり住宅街が増えたため、その多くの窯元は座喜味城そばの里に越してきました。
こうして里は次第に窯元が工房を構えるやちむんの里になりました。
沖縄のヒーロー、龍神マブヤーの撮影地でもあります。笑
沖縄発の人間国宝である故・金城次郎氏の構想により、何人かの陶芸家たちで共同の登り窯をつくりました。
この登り窯では年に3回ほど焼かれるそうで、その貴重な『釜出し』の日には、
焼きたての陶芸品を購入できるそうです。
次回の『釜出し』は12月だそうです。
平日に見学に行けば、実際の作業を見ることができます。
日曜日はどの工房も休みなのですが、読谷山焼共同販売店で、
各工房の作品を見たり購入することができます。
やちむんの里には、実は琉球ガラス工房もあります。
稲嶺盛吉氏の工房です。
琉球ガラスは、元はアメリカ統治時代、米兵の飲んだコーラ瓶を再利用することから始まったそうです。
しかし今では、コーラ瓶を使っている工房はここ1軒だけだそう。
画像奥に見えるのが、コーラ瓶の山。
焼き物にしろ、琉球ガラスにしろ、土や瓶からあんなに素敵な物ができるなんて。
奥が深い。
〜番外編〜
色とりどりの綺麗な琉球ガラス。
光に透かしてみると、まるで海の中にいる様。
そんな琉球ガラスの色づけには、何が使われていると思います?
どどどどどどど〜ん!
カレー粉と黒糖だそうです!!
ビックリ!
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