本日6月6日はロシアの偉大な詩人プーシキンの誕生日だそうで、
それを記念して「ロシア語デー」とされているようです。
(Voice of Russia より)
全然そんなこと知らなかったですが、
私も今日は一日部屋にこもってロシア語の勉強をしておりました。
ということで、 今日はプーシキンについて。
アレクサンドル・セルゲービッチ・プーシキンは1799年6月6日にモスクワで、
ピョートル1世に寵愛された軍人の祖父を持つ母と由緒ある貴族の父の間に生を受けました。
彼は早くから文学に触れ、才能を開花させていきます。
リツェイ(学習院)での試験で朗読した自作の詩『ツァールスコエ・セローの思い出』が、
デルジャーヴィンに認められ、ロシアにその名を知られるようになりました。
しかし、次第に反政府な作品を発表していき、ペテルブルクを追放されてしまいます。
一旦はペテルブルクに戻れるものの、1825年に起こったデカブリストの蜂起のあと、
デカブリスト(十二月党員)を友人に持つプーシキンはまた政府の厳しい監視下に置かれます。
1831年、プーシキンは美人と評判の高いナターリア・ゴンチャロワと結婚。
2男2女に恵まれます。(長女マリアは小説『アンナ・カレーニナ』のモデル。)
1837年、妻に執拗に言い寄るフランス人士官ジョルジュ・ダンデスとの決闘の際に受けた傷が元で亡くなってしまいます。
(このフランス人士官はなんとプーシキンの妻ナターリアの姉と結婚していたそうな!)
38歳と、若くして没したプーシキンですが、
その生涯に数え切れないほどの偉大な作品を残しています。
デカブリストの蜂起の際に逮捕された友人に宛てた詩、
если жизнь тебя обманет(もし君が人生に裏切られても)は
Reinhold GliereやGeorgy Sviridovよって作曲されてます。
(私はスヴィリードフ作の方が好き。)
↓でスヴィリードフ作が視聴可能。
(если жизнь тебя обманет)
グリエール作
Если жизнь тебя обманет,
もし人生が君を裏切っても
Не печалься, не сердись!
悲しんではいけない、怒ってはいけない!
В день уныния смирись
憂鬱な日であっても甘受するのだ
День веселья, верь, настанет.
歓喜の日は、信じれば訪れる。
Сердце в будущем живет;
心は未来を向いて生きている
心は未来を向いて生きている
Настоящее уныло:
本当の苦しみも
本当の苦しみも
Все мгновенно, все пройдет;
全ては束の間、全ては過ぎ去る
全ては束の間、全ては過ぎ去る
Что пройдет, то будет мило.
過ぎ去れば、その苦しみさえ愛おしくなる。
過ぎ去れば、その苦しみさえ愛おしくなる。
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