2013/05/10

言葉について


今日は2月23日にあった祖国防衛の日の振替休日。

最近寝つきが良くないので、母のアドバイス通りに休日も規則正しく起きるように心がけている。

しかし、やはり休日だと思うとぼんやりと過ごしてしまう。
日本から持参したインスタント味噌汁片手に、物思いにふけること数時間。
とりあえず何かやらねば、という心の声に従って、部屋の掃除とブログを書く事にした。
(なぜそのチョイス。)


ということで、今日は言葉の話。


度々話題に出しているが、クラスメートは色々な国から集まって来ている。
アメリカ、ドイツ、チリ、ギリシャ、ルーマニア、ウクライナ、アゼルバイジャン。

ロシア語に不慣れな外語人が集まって何語で話すかというと、当然英語になる。
一番年下は19歳、年上は30代後半と年齢差はバラバラだが、皆流暢に英語を話す。

お恥ずかしながら、スラスラと話せないのは日本人と中国人のアジア勢のみだ。(ロシア人も。)


話には聞いていたが、実際目にするとかなりショックだった。
こんなに差があるなんて、と。

しかも、母国語と英語以外の第3言語を話せる人も多い。


日本では、ほとんどの人が中高大と約10年間は英語を学ぶ仕組みになっている。
最近は小学校でも英語の授業が導入され始め、国際化が進んでいると言っていいだろう。
(就職するときに英語が必要な会社もあるものね!)


字を書かせれば本国の人よりも上手に書き、文を読ませれば日常使わないような単語も和訳できる。

しかし、会話となると出来る人はめっきり減る。
10年も学んで話せない人がほとんどなのだ。


もちろん、理由は色々とあると思う。

日本は島国で孤立してる。
しかしヨーロッパ圏などは隣国が近く、そのため必然的に言葉の雰囲気が似通ってくる。
(男性・女性名詞があるとか。)

アルファベットや文法が似ていれば、確かに覚えるのは難しくなさそうだ。

発音だって似ている音が多い。
LとRの区別がちゃんと出来ないと言ったら、クラスメートに「嘘でしょ!?」と驚かれたことがあった。
自国に存在しない発音もあるだろうけど、皆聞き取りは簡単そうだ。

単語も同じような語源のものが多い。
 実際、ポルトガル語とスペイン語でも話が通じるし、ロシア語とウクライナ語でも通じる。
(日本人が中国語の意味を少し理解できるような感覚だが、発音が違うため会話はできない。)

抑揚だって、高低差のみの日本語に対して、英語もロシア語も抑揚の種類が豊富だ。


その点を考慮すると、日本語話者にとって外国語習得というのは本当に難しいことだと思う。
共通点が少ない中、1から学ぶというのはなかなか根気のいることだ。

しかし、外国にいる今、そうは言ってられない。

会話できなくったって、買い物はできるし日常は生きていける。(経験談)
友人も作れるし周りも親切にしてくれる。

けど、人間関係はやはり会話によって理解し合えることの方が多いと思う。


こちら側に話す意思があれば、多くの人は聞こうとしてくれる。
注意深く話を待ってくれる。
けれど、会話特有の雰囲気はなくなってしまう。

会話はキャッチボール。
と、言われるように会話には動きがあるものだ。

言葉を模索している間に話題は進んでしまう。


会話のリズムを壊さぬように話をしたい。
ジョークで笑いたいし、真剣な話もしたい。

このムズ痒さと悔しさをバネに、今後とも英語もロシア語も、もしかしたら他の言語も一層頑張って勉強していきたいと思う。



という、ただのグチと決意表明の記事でござんした。

そしてちょっとずつロシア語の記事も書いていきたいな。(希望)


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