本日、3月17日(日曜日)日本からの救援物資が届きました。
箱を開けた瞬間から仄かに漂う日本の香りとキラキラ輝くクオリティの高さに、わたくし大変感動致しました。
こちらに来てから2回送ってもらいました。(初回は生活品類。今回は夏服や文具・化粧品類)
EMS(国際スピード便)を利用しています。
もう一度言います。
EMS(国際スピード便)です。
・・・が、ここはロシア。すんなりいく訳がない。
ということで、ロシアの郵便・宅配事情。
EMS追跡サービスによると、
2月28日に実家の沖縄から引き受け
↓
3月1日沖縄の国際交換局
↓
3月2日 大阪国際交換局に到着、ロシアに向けて発送
↓
3月6日 ロシア(モスクワ)国際交換局に到着
↓
3月8日 通関検査中(ここで危ない物や税金を払う必要があるかないかのチェックをされます。たま~に、ここの役人に物を盗られたりすることもあるとか、ないとか・・・)
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3月8日 ペテルブルク国際交換局に到着
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3月11日 保管
↓
3月12日 保管
↓
3月13日 保管
以後情報が途絶える・・・
保管ってなんやねん!
あまりに届かず心配になったため、土曜日にホストマザーに電話をしてもらいました。
(困ったときのホストマザー!)
どうやら、「一回電話したけど出なかったから、郵便局に置いてある。だから取りに来て。」とのこと。
はい?なんですと?
そう思うのは私だけではないはずだ。
そう。ロシアではまだまだ郵便制度がソ連のまま。
そもそも、家まで届ける、という概念も習慣も全然ない。
当然、宅配便の不在通知なんてのもない。
郵便物や宅配物を預かったら、しばらく放置。
数日後にやっと重い腰を上げ仕分け。
そしてまた放置。気が向いたら配達。
(届かないこともある)
こんな話を「うっそだ~」と笑い飛ばせないのがロシアである。
郵便局側からしたら、預かってやってるんだから取りに来い状態なのだ。
受取人が郵便局に電話で確認して初めて、職員が働いてくれる(かもしれない)。
しかしここはロシア人。
ホストマザーが「何言ってるのよ。届けるのがあなた達の仕事でしょ。いいから明日届けなさい」
と言ってくれ、定休日である日曜日に無理やり届けさせてくれました。
そんな無茶がまかり通るのもロシアならでは。
そんなこんなで、無事に私の元に届いた次第であります。
よかったよかった。
まず、ロシアの宅配の原則として、本人の電話に郵便局から電話が入り、本人が直接受け取らないといけないのです。(身分証明が必要な場合も。)
小包など、物によっては宅配サービスがないものも。(自分で郵便局に出向かわなければならない。)
だから、いつ来るかわからない電話に出れて、なおかつ受取人本人が家にいて受け取らないといけないという、なかなかハイレベルなものなのです。
むしろ、なんのトラブルもなく発送から1週間で受け取れた前回の宅配は、一生のナイスタイミングを使い切ったと言っても過言ではないはず。
とにかくめんどくさい。
本当にめんどくさい。
ロシアは、あらゆる制度がいい加減すぎる。
よくみんな生活できてるものだ。
しかしこの、全てどうにかなるだろ精神はロシア生活で見習って身につけたいものでもありますね。
郵便・宅配をロシアでは皮肉って「かたつむよりも遅い」と言われております。
なるほど納得。
とりあえず無事に届いただけでも御の字ということで。
~番外編~
ホストマザーが電話してくれた時に、EMS番号が必要だったので紙に書いた。
EG○○○○○○JPと。(○内は数字)
ホストマザーが一言。
「最初と最後の二文字は、なんて読むの?」
!!!!!
この世に生を受けて20年。
生まれて初めて英語のアルファベットが読めない人に出会いました。
さ、さすがロシアや・・・
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